【Stable Diffusion呪文】光源の呪文(プロンプト)22種類を比較。どう選ぶ?

光源は地味ですが高品質な画像を生成する上で重要な要素の1つです。光源の選び方1つで画像の雰囲気が変わって大きく影響します。

光源と言ってもあまり馴染みのない用語が多く、「どれを使って良いのか?」と迷う人が多いのも事実です。特に画像生成初心者にとっては馴染みのない呪文(プロンプト)ばかりだと思います。

そこで本記事では21種類の光源を比較した一覧画像を紹介しつつ、迷ったらこれという定番呪文(プロンプト)についても解説していきます。本記事を読むことで生成される画像が一段とレベルアップすること間違いなし。

自然光のプロンプト: Natural lighting

natural lighting: 自然光という意味です。自然光なのでたまに被写体の顔に強く光が当たりすぎることもあります。

フラットライティングのプロンプト: Flat lighting

flat lighting: 光が被写体に対して正面から当たる照明。影を最小限にし、被写体全体に均一な光を当てる方法です。安定している光源です。

バックライト、逆光のプロンプト: Backlight

backlight: バックライト、逆光。逆光なので、逆光の写真を使いたい場合はおすすめです。ただし構図によっては逆光にならないケースがあるので構図や背景をしっかり指定するのが良いでしょう。

ソフトライトのプロンプト: Soft light

soft light: ソフトライトは影が滑らかで、被写体に優しく当たる光を指します。ベーシックな光源で安定している気がしますね。

スタジオライティングのプロンプト: Studio lighting

studio lighting: スタジオライティングは少し強めの光で写真がキリッとする印象を受けます。

ハードライトのプロンプト: Hard light

hard light: ハードライトはベーシックな光源ですが、少しコントラストがはっきりするような印象があります。

リムライトのプロンプト: Rim light

rim light: リムライトは被写体の輪郭を照らす手法です。背景と被写体が分離されて、被写体が強調されています。

ループライティングのプロンプト: Loop lighting

loop lighting: ループライティングは顔の斜め上45度の角度から照明を当てる方法で、鼻の影が口の両端に小さなループ状の影を作るのが名前の由来です。

ブロードライティングのプロンプト: Broad lighting

broad lighting: ブロードライティングは被写体の顔の広い部分に光を当てる方法です。顔に均一に光があります。

ショートライティングのプロンプト: Short lighting

short lighting: ショートライティングは被写体の顔の狭い部分に光を当てる方法。顔に影ができることがあります。

バタフライライティングのプロンプト: Butterfly lighting

butterfly lighting: バタフライライティングは上から光を当て、鼻の下に蝶のような影を作り出す方法。主に女性のポートレートで使用される。

スプリットライティングのプロンプト: Split lighting

split lighting: スプリットライティングは顔の片側だけを照らす照明法。顔の半分が明るく、半分が暗い効果が得られる。

レンブラントライティングのプロンプト: Rembrandt lighting

Rembrandt lighting: レンブラントライティングは一方の頬に三角形の明るい部分ができる特徴的な照明。17世紀の画家レンブラント書いた作品でよく使われる光源に由来する。

キーライトのプロンプト: Key light

key light: キーライトはシーンや被写体を明るくするための主光源のことです。ベーシックな光源で安定しています。

ヘアライトのプロンプト: Hair light

hair light: ヘアライトは被写体の頭上や後ろからの光です。頭髪や肩などの輪郭を強調するための照明。

減少する光のプロンプト: Waning light

waning light: 減少する光は減衰する光。夜や日が沈む時間を指します。

スポット照明のプロンプト: Spotlit

spotlit: スポット照明は特定の場所や被写体に限定的な光を当てる方法です。被写体の一部が強く照らされます。

映画のような照明のプロンプト: Cinematic lighting

cinematic lighting: 映画や映像制作で使用される照明テクニックです。物語やムードを強調するための照明です。人気プロンプトで光源の定番プロンプトです。

プロの照明のプロンプト: Professional lighting

professional lighting: プロの照明を参考にした照明です。これも人気のプロンプトです。

ムーディライティングのプロンプト: Moody lighting

moody lighting: ムーディライティングは感情やムードを強調するための照明です。明暗や影を用いてドラマチックな効果を生みます。

スペキュラーライティングのプロンプト: Specular lighting

specular lighting: スペキュラーライティングは光が物体の表面から反射する効果。これにより物体の表面のハイライトや輝きが生まれます。

ボリューメトリック・ライティング(3Dで光を再現する手法)のプロンプト: Volumetric lighting

volumetric lighting: ボリューメトリック・ライティング(3Dで光を再現する手法)は空間内の光の表現です。例えば、煙やミストを通しての光のビームや、空間内の光の散乱をシミュレートする照明効果です。

光源の選び方

おすすめの光源は次の2つです。

  • 背景がシンプル、無難な光源→soft lighting
  • 背景が複雑→cinematic lighting

背景がシンプルだったり無難な光源を選ぶならsoft lightingがおすすめです。顔が均一に照らされやすく、そこまで光源の印象が強くないのがメリットです。一方で背景が複雑だと被写体が埋もれてしまうので、複雑な背景だと次に紹介するcinematic lightingをおすすめします。

cinematic lightingは人気な呪文(プロンプト)なだけあって魅力的です。どんなシーンにおいても被写体が印象的に移り、プロが撮影したような写真になります。ただし、背景がシンプルだと少し主張が激しいときもあるのでシンプルな背景だとsoft lightingがおすすめです。

今回はおすすめとしてsoft lightingcinematic lightingを挙げましたが、空間を強調したかったり、被写体の心理描写を表現するなど、シーンによって光源を変えることでより個性的かつ魅力的な写真を作ることもできます。

今回作成した画像の設定について

最後に今回、比較画像の設定を紹介します。

Model:

beautifulRealistic_brav5.safetensors [ac68270450]

Prompt:

(8k, RAW photo, best quality, masterpiece:1.2), (realistic, photo-realistic:1.4), (extremely detailed 8k wallpaper), medium wide shot, a 20 years old pretty Japanese girl in classroom.shool uniform, 各光源に切り替え

Negative Prompt:

EasyNegative, paintings, sketches, (worst quality:2), (low quality:2), (normal quality:2), low res, normal quality, ((monochrome)), ((grayscale)), skin spots, acnes, skin blemishes, age spot, extra fingers, fewer fingers, strange fingers, bad hand, mole, ((extra legs)), ((extra hands)), bad-hands-5, water mark, watermark, text, signature, logo

Steps: 20
Scale: 7
Seed: 1149840771
Sampler: Euler a

他の呪文(プロンプト)を知りたい場合はこちら

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