全身画像や上半身、顔写真など人物に関する構図を調整するための呪文(プロンプト)はたくさんありますが、実際のところは何となく使っていることも多いと思います。また、まとまった比較記事がなかったり、特定のモデルでしか検証していないためどのぐらい自由に呪文(プロンプト)で調整できるかもわかりにくいのが現状です。そこで、今回は画像生成に役立つ資料として、人物構図に関する呪文(プロンプト)を全14種類検証してみました。
さらにモデルについてもBeautiful Realistic Asians(BRA v5,v4,v6)、ChilloutMix、Anything v5、DreamShaper、Anyloraの7つを検証することで、モデルについての違いも確認してみました。
これらを理解することでStable Diffusionの様々な派生モデルやMidjourneyなどの画像生成AI全般での人物構図における呪文(プロンプト)理解にも繋がります。本記事を読むことでより自由自在に画像生成ができるようになります。
人物構図の呪文(プロンプト)全14種
今回、検証した人物構図の呪文(プロンプト)一覧です。モデルによっても変わってしまうのですが遠くから近くという並び順になっています。おすすめ度◎は安定していて服装や背景への影響が少ないといった呪文(プロンプト)です。○もムラがあったり◎で代用できるものの良い呪文(プロンプト)です。△は効かないことが多くあまりおすすめはしないです。☓は背景や服装への影響が多くて代用が効く呪文(プロンプト)なので非推奨です。
カメラの上下左右などのアングルについては次の記事を参考にしてください。
| 呪文(プロンプト) | 説明 | おすすめ度 |
|---|---|---|
extreme wide shot | 超広角ショット | △ |
medium wide shot | ミディアム広角ショット | △ |
full body | 全身 | ◎ |
long shot | ロングショット | ○ |
full shot | フルショット | ○ |
cowboy shot | カウボーイショット | ☓(カウボーイになる) |
medium shot | ミディアムショット(膝上) | ◎ |
profile | プロフィール画像(膝上&横から) | ◎ |
upper body | 上半身 | ☓(露出度が高めになる) |
medium close-up shot | ミディアムクローズアップショット | △ |
portrait | ポートレート(膝上 or 上半身) | ◎ |
face focus | 顔にフォーカス | △ |
close-up shot | クローズアップショット | △ |
extreme close-up shot | 超クローズアップショット(顔) | ◎ |
BRA v5で人物構図の呪文(プロンプト)を検証
extreme wide shot: 超広角ショットはBra v5だとほとんど効かないようです。
medium wide shot: ミディアム広角ショットはBra v5だとほとんど効かないようです。
full body: 全身画像をBra v5で撮るとなると構図を指定する呪文(プロンプト)だとfull bodyが唯一の選択肢となりそうです。他には服装全体や靴などを明確に指定することで全身画像を生成することもできますがお手軽なのはfull bodyを使うことです。
long shot: ロングショットはBra v5だとほとんど効かないようです。
full shot: フルショットはBra v5だとほとんど効かないようです。
cowboy shot: 定番のカウボーイショットですが、cowboyの影響が強く出てしまいます。背景や服装などへの影響が強いことがわかります。もしこの影響が気になる場合は他の呪文(プロンプト)を利用することになると思われます。
medium shot: ミディアムショットは基準的となる構図です。cowboy shotの代わりとなる有力なショットです。

profile: プロフィール画像は大体、へそから上で横からの構図なります。
upper body: 上半身はちゃんと上半身の画像が表示されています。
medium close-up shot: ミディアムクローズアップショットは基本的には上半身ですが、たまに顔にクローズアップされた画像になります。
portrait: ポートレートは上半身やカウボーイショットにも近い構図が出力されるようです。こちらもカウボーイショットの代わりとして使えそうです。
face focus: Bra v5の場合、顔にフォーカスは少し効いているかどうかは微妙ですが一応、上半身が表示されるようにはなっています。
close-up shot: Bra v5の場合、クローズアップショットも効いているかどうか微妙ですが上半身が表示されます。
extreme close-up shot: 超クローズアップショットは顔にフォーカスされる画像が生成されます。close-up shotだけだと、あまり呪文(プロンプト)の効き具合がよくありませんでしたが、extremeをつけるとちゃんと効くことがわかりました。

BRA v4がBRAシリーズでは一番構図が調整しやすい
BRAシリーズについてv4,v5,v6(後述)で検証しましたがもっとも構図が効きやすいのはBRA v4でした。ことなる呪文(プロンプト)について解説します。
cowboy shot: カウボーイ感が薄まっているので、使いやすいです。

close-up shotはBRA v5よりも効きやすいです。

最新版のBRA v6は?
BRA v5とほぼ一緒です。


ChilloutMixで人物構図の呪文(プロンプト)を検証
extreme wide shot: 超広角ショットは何も映らなくなるぐらい引きの構図になることがあります。ChilloutMixではちゃんと効いてます。
medium wide shot: ミディアム広角ショットを使うと引きの絵になります。ChilloutMixではfull bodyよりも若干近い構図になります。
full body: 全身の構図になっています。full bodyは安定して効く呪文(プロンプト)ですね。
long shot: ロングショットは全身画像よりはやや寄っている構図になります。
full shot: フルショットもlong shotと同じ程度の構図になっています。
cowboy shot: カウボーイショットはChilloutmixでも相変わらずカウボーイになってしまいます。Chilloutmixの場合はclose-up shotとほぼ同じ構図なので服装や背景への影響が気になる場合はclose-up shotを使うと良いでしょう。
medium shot: ミディアムショットは中間的な構図です。

profile: プロフィール画像は横からの構図で全身〜膝上ぐらいの引きの構図になります。
upper body: 上半身はChilloutmixの場合だと、なぜだか露出度があがります。そのため参考画像は黒塗りにしていますが、構図はcowboy shotや次に紹介するmedium close-up shotどほぼ同じです。
medium close-up shot: ミディアムクローズアップショットは膝上の構図になっています。ただし、close-up shotとほぼ同じ構図なので、mediumの部分はほとんど効いてないようなのでclose-up shotを使っておけば良さそうです。
portrait: ポートレートはほぼmedium close-up shotやclose-up shotと同じような構図になります。少ない文字数で指定できるのでportraitを使うのも良いかもしれないです。
face focus: 効いているかどうか微妙なところですが膝上の呪文(プロンプト)になっています。
close-up shot: クローズアップショットは膝上の構図になっています。この呪文(プロンプト)は構図が安定していてcowboy shotなどの代わりもなります。定番のカウボーイショットなので、おすすめの呪文(プロンプト)です。
extreme close-up shot: 超クローズアップショットは顔にクローズアップされています。

Anything v5 inkで人物構図の呪文(プロンプト)を検証
extreme wide shot: 超広角ショットは引きの絵になっていることが確認できます。
medium wide shot: ミディアム広角ショットは引きの絵になっていることが確認できます。extreme wide shotとほぼ同じ構図ですが状況によってはやや寄りになっていることが確認できます。
full body: 全身画像になっっていることが確認できます。
long shot: ロングショットはfull bodyよりもやや寄りの画像になっていることが確認できます。他のモデルでは効きにくい呪文(プロンプト)でしたがAnythingだとちゃんと効いています。
full shot: フルショットはlong shotよりもわずかに寄っているような印象を受けます。ただし、ほぼ同じです。
cowboy shot: カウボーイショットは相変わらずカウボーイ姿になります。anythingの場合はupper bodyなどを代わりに利用するのするのをおすすめします。
medium shot: ミディアムショットはfull bodyなどほぼ同じ構図になります。

profile: プロフィール画像は横からで膝上の画像が多い印象です。
upper body: 膝上の構図になります。
medium close-up shot: ミディアムクローズアップショットは膝上でupper bodyとほぼ同様です。さらにclose-up shotともほぼ同じなのでmediumの部分はあまり効いてなさそうです。
portrait: ポートレートは膝上の構図になります。若干ですが正面からの構図が他の膝上からの呪文(プロンプト)と比べて多くなります。
face focus: 顔にフォーカスは膝上からの構図になります。
close-up shot: クローズアップショットは膝上からの構図になります。
extreme close-up shot: 超クローズアップショットは顔にクローズアップした構図です。

AnyLoRA
extreme wide shot: 超広角ショットは引きの絵になっていることが確認できます。
medium wide shot: ミディアム広角ショットは引きの絵になっていることが確認できます。extreme wide shotとほぼ同じ構図ですが状況によってはやや寄りになっていることが確認できます。
full body: 全身画像になっっていることが確認できます。
long shot: ロングショットはfull bodyよりもやや寄りの画像になっていることが確認できます。他のモデルでは効きにくい呪文(プロンプト)でしたがAnythingだとちゃんと効いています。
full shot: フルショットはlong shotよりもわずかに寄っているような印象を受けます。ただし、ほぼ同じです。
cowboy shot: カウボーイショットは相変わらずカウボーイ姿になります。anythingの場合はupper bodyなどを代わりに利用するのするのをおすすめします。
medium shot: ミディアムショットはfull bodyなどほぼ同じ構図になります。

profile: anythingのプロフィール画像は横から多めで、ランダム性も高い。
upper body: 膝上の構図になります。多少露出度に影響があります。
medium close-up shot: ミディアムクローズアップショットは膝上でclose up shotとほぼ同じなのでmediumはあまり効いてないです。
portrait: ポートレートは膝上の構図になります。若干ですが正面からの構図が他の膝上からの呪文(プロンプト)と比べて多くなります。カウボーイショットの代わりになりそうです。
face focus: 膝上からの構図です。
close-up shot: あまり効かないです。膝上からの構図です。
extreme close-up shot: あまりクローズアップされてないです。若干露出度が高めです。

DreamShaper
extreme wide shot: 超広角ショットはDreamShaperだと効いたり効かなかったりです。
medium wide shot: ミディアム広角ショットはDreamShaperだと効いたり効かなかったりです。
full body: こちらは安定して全身画像が生成されています。
long shot: full bodyよりも若干寄った画像か膝上画像が生成されます。
full shot: long shotとほぼ同じ構図です。
cowboy shot: cowboyの影響が強く出てしまいます。背景や服装などへの影響が強いことがわかります。構図は次のmedium shotとほぼ同じなので、medium shotを使うのが良さそうです。
medium shot: 膝上の画像が安定して生成されます。cowboy shotの代わりとなる有力なショットです。

profile: DreamShaperは他と同様にプロフィール画像は横から多めで膝上からになります。
upper body: 膝上の構図になります。多少露出度に影響があります。
medium close-up shot: close-up shotとほぼ同じになるのでmediumの部分があまり効かないです。
portrait:膝上からの構図です。
face focus: 膝上から上もしくはそれよりも多少寄った構図です。
close-up shot: 膝上もしくは、へそ上もしくは胸から上の画像になります。
extreme close-up shot: 顔にクローズアップされています。

他の呪文(プロンプト)を知りたい場合はこちら
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